用途の異なるバルコニーに注意
バルコニーは基本的に共用部扱いとなりますが、専用使用権が認められているものです。奥行きは1.5〜2メートルくらいまでが一般的で、それ以上になるとその部分は建築物の床面積として算入されてしまいます。用途は多岐にわたります。物干し場所としてや避難用通路の確保のための戸境壁があり、エアコンの室外機置き場としても利用されます。また、避難ハッチが設けられる住戸もあり、ハッチの上や横、それに境の壁際には物を置くことはできません。万が一の緊急避難時を考えると、避難ハッチのある住戸が安心ですが、日常生活ではこれが邪魔になる場合もあります。これは各家庭で意見が分かれるところでして、より安全対策を重視するか、日常生活の上での利便性をより重視するかで判断するとよいでしょう。
ガーデニング族は気を付けよう
バルコニーを利用してガーデニングを楽しむ人が多くなっていますが、怖いのは植物に与える水分がそのままコンクリートに染み込んでいくことです。それが長い年月が経過するとバルコニー床にひび割れを発生させたりフェンスを錆びさせる要因にもなります。コンクリートは水を通す性質があるということを必ず認識しておいてください。どうしても楽しみたいのであれば、バルコニーに防水処理が施されているかを尋ねましょう。ちなみにコンクリート建築物の防水法は、アスファルト防水とシート防水の2つに大別され、性能が高いのはアスファルトのほうです。パンフレット図面集には「仕上表」というものが記載されていますから、そこでも施されているかどうか確認してください。まだそこまで手がまわらない物件が多いようですが、なかには防水処理されたうえにスロップシンク付の物件もあります。
ガーデニングの注意点は、落ち葉やお花の処理をマメに行いお隣の排水溝を詰まらせないようにする、水やりや消毒剤の使用は必要最低限にとどめる、大型の鉢は落下する危険性が高いのでなるべく置かないようにすることなどがあります。
