漏水に注意
給排水管の寿命は約10〜15年だと言われています。耐久性を確認するポイントとしては、まず定期点検や修繕はどの程度のスパンで行われるかについてです。給排水管には塩ビ鋼管に代表される鉄管やステンレス管など複数の素材が使用されていますが、その継ぎ目に亀裂が生じ、漏水を引き起こすケースが報告されています。次に「二重床」の構造がどうなっているかについてです。給水、排水などを必要とする場所の床下には、メーターボックスと住戸内のPS(パイプスペース)まで配管がなされています。このスペースの確保のため、コンクリート床と仕上げの床の間の間にはだいたい20センチの空間があります。このため、他の部屋に比べて仕上げの床が上がっているか、コンクリート床が下がっているか、あるいはすべての部屋の床に空間があるかのいずれかとなっています。コンクリート床が下がっている場合は、リフォーム時に水回りの位置は変更できないと考えたほうがよいでしょう。最近はフルフラット構造が多いため、水回りのコンクリートスラブを下げることが多いようです。
配管系列の確認
給排水管の配列系列ですが、大きくタテ管(住戸の上下をつなぐ管)とヨコ管(住戸内に這わせる管)に分けられます。そのうちタテ管の配列系列が遮音の問題に大きく関係するのです。室内の図面を見ると、PSの位置が2,3カ所に分かれていることが多いです。それぞれ、トイレとキッチン、浴室や洗面所の近くにあることを確認できるでしょう。さらにそれがどの居室に接するか見ておきましょう。夜間は配管を流れる水の音は割と響きやすいものですから。マンションメーカーの中には、一番下の住戸に必要以上の排水圧力がかからないよう、別系統の排水タテ管を敷設しているところもあります。点検口、掃除口の場所も確認しておきましょう。
